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妻の作った モーリスユトリロ カップ 陶芸 白の芸術家 アル中の,モンマルトルの町並みを愛した画家“モーリス・ユトリロ” | 古,モーリス・ユトリロ 酔いどれ画家の女性観と晩婚 | ふわりつなぐ,モーリス・ユトリロ 挿画本『モンマルトル・ヴェキュ,モーリス・ユトリロ 挿画本『モーリス・ユトリロ・V高さ10cm幅8cm奥行12cm信楽の白い土に、白いマットな釉薬をかけて仕上げています。ユトリロといえば［絵の具だけでは、実際の色合いが再現できないことにいら立ち、建物の壁を削り、地面の土を採取して、絵の具に混ぜて絵を描いた］という話で有名です。昔読んだ伝記だか資料だかを思い起こしながら作ったものです。ユトリロの母も画家でしたが、彼はお祖母さんに預けられていました。そして祖母は砂糖をたっぷり入れたワインを飲ませて彼を眠らせていたそうです。5歳の頃には虫歯だらけで、すっかりアル中になっていた…という記述が衝撃的すぎて、婆ちゃん…孫がかわいくないんかとツッコミました。気性が荒く、トラブルを起こしがちだったようです。幼少期がマズかったのか遺伝なのか、両方かもしれませんが、壮絶なお人です。ユトリロの白について、そんな激しく荒い白があるのかと興味津々で美術館に行きました。明るいような暗いような、独特の雰囲気のある絵でしたが、むしろ静かな絵でした。うちの息子は全然物を拾わない、集めないタイプなので、友人の子がドングリ50個拾った的な話を聞くとホンマでっか⁉︎となります。幼稚園の芋掘でもヤル気出さず、自然に親しむ時間にやっと銀杏の葉2枚を拾ってきた時はうっかり目から汁が出そうになりました。お花を摘んで花瓶にいけるのは手伝ってくれるので、花器のように気の向くまま作ってみました。何か拾いたくなったら入れるカップです。特に用途は決めていませんが、食器としても使用可能な素材で作っています。荒削りなので一晩置いて水漏れないこと確認しました、たぶん本人は拾うこともないので出品します。全体的にナイフで削ぐように、ラフに仕上げていてゴツゴツです。人間の構造を思い切って強調していますので、こめかみがグッと引っ込んで、頬骨が張りだして、メリハリのある顔になっています。人物は内側から肉が張り出す力を表現するのに粘土を重ねて作ることが多いので、実験的な意味も込めてやってみました。またアル中が暴れる前は目が据わる感じがするので、ちょっとヤバい目つきにしています。製作中はそんなことなかったと思いたいが。アル中を間近で観察する機会に恵まれてしまった故に、アル中って聞くと恐ろしく、どうにもそのイメージが先行してしまいます。#妻の作った陶芸